というのは実は・・・冗談。
キャノンが新しいデジタル一眼レフを発表したのは事実だが、この一台がこれまでのモデルを超越し、市場を独占するかというと・・・そんなことはなさそうなのだ。新発表となったのはエントリークラスモデルの『EOS Kiss F』(ちなみにフランスでは『EOS-1000D』)で、どうやら「身近な一眼レフ」という位置づけらしい。僕としては「Kiss X2 light」とかの方がぴったりじゃないかな、なんて意地悪くも思ってしまう。
さてさて、ではなにが「軽く」なったのかというと・・・実際のサイズダウンや軽量化ではなく、たとえばその画素数(1220万画素から1010万画素にダウン)や、AFのゾーン(9から7へダウン)だったりするのだ。その代わり本体に設置されている操作ボタンの数は増えている。その分、価格もより買い求め易いよう低めに設定され、ボディ単体モデルで7万円前後、レンズキットモデルで8万円前後となっている。しかし、だ。『Kiss X2』も発売から3ヶ月を経た今、これからその価格が下がっていくことを考慮すると、今回の『EOS Kiss F』リリースの意味は一体・・・と疑問に思ってしまうわけだ。
言ってしまえば、ダウングレードモデルで値段は同じとなるわけだ・・・う~ん、キャノンの真意は一体?
以下はキャノンのニュースリリース:
“EOS Kiss F”は、幅広い層のユーザーに気軽に一眼レフカメラを楽しんでもらうことを想定し、Family、Friendlyを表す「F」を製品名に採用しました。「快速・快適・高画質」「小型・軽量」という同シリーズの開発コンセプトのもと、より使いやすさを追求したモデルに仕上げています。
新製品は、約1010万画素CMOSセンサー(APS-Cサイズ)、高性能映像エンジン「DIGIC III」搭載などによる高画質、高レスポンス性能を備えながら、EOS DIGITALシリーズで最軽量※1となる約450gの本体質量を実現しています。また、リアルタイムの映像を液晶モニターで確認しながら撮影できるライブビュー撮影機能や、画像の暗い部分を検知し、自動的に明るさやコントラストを補正するオートライティングオプティマイザ機能など、先進の機能を数多く搭載したほか、大きめのボタンや操作部表示を採用し、さらに使いやすさを向上させました。なお、“EOS Kiss F”では、キット販売用のレンズとして用意した手ブレ補正機構搭載の「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」を含む60種類以上のEFレンズすべてが使用できます。
また、EOSシリーズ用の外部ストロボ“スピードライト 430EX II”を7月下旬に発売します。“430EX II”は、「430EX」(2005年10月発売)の後継機種として開発したもので、充電時間のさらなる短縮や充電音の静音化を実現しています。また「580EX II」(2007年4月発売)同様、カメラの液晶モニターを利用してストロボ機能の設定が行える※2ほか、ワンタッチロック機構の採用や、接点の形状変更などにより操作性と信頼性の向上を図りました。
※1 2008年6月までに発売したEOS DIGITALの中で。
※2「EOS-1Ds Mark III」、「EOS-1D Mark III」、「EOS 40D」、「EOS Kiss X2」、“EOS Kiss F”使用時。
※3キヤノン試験基準2GB SDメモリーカード使用。JPEG撮影時。
【デジタル一眼レフカメラの市場動向】
昨年のデジタル一眼レフカメラ市場(全世界)は、市場全体が大きく伸張し、対前年比約43%増の約750万台に達しました。2008年も「EOS Kiss X2」をはじめ、キヤノン製品のラインアップがユーザーから高い評価を得ていることに加え、各社から新製品の投入が相次ぎ、対前年比で約17%増の約880万台と、さらなる成長が見込まれています。(キヤノン調べ)
【開発の背景】
キヤノンのEOS Kissシリーズは、1993年に「EOS Kiss」を発売して以来、長年にわたり普及型フィルム一眼レフカメラにおけるベストセラーを続けてきました。2003年9月には、デジタル版を求めるユーザーからの強い要望に応え、業界に先駆けて普及型デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss Digital」を発売しました。その後「EOS Kiss Digital N」(2005年3月発売)、「EOS Kiss Digital X」(2006年9月発売)、「EOS Kiss X2」(2008年3月発売)と進化を続けながら、デジタル一眼レフカメラ市場の拡大を牽引してきました。
新製品“EOS Kiss F”は、「EOS Kiss X2」の姉妹機として開発したもので、初めて一眼レフカメラを使うユーザーの入門用として最適なカメラに仕上げました。簡単な操作で高画質の撮影が行えるとともに、EOS DIGITALシリーズで最軽量となる約450gの本体質量を実現しています。
今回の“EOS Kiss F”の発売により、普及クラスのEOS Kiss Digitalシリーズは、「EOS Kiss X2」と、“EOS Kiss F”の2モデルが用意されることになります。
“EOS Kiss F”の発売により、プロ向けの「EOS-1Ds Mark III」(2007年11月発売)と「EOS-1D Mark III」(2007年5月発売)、ハイアマチュア向けの「EOS 5D」(2005年9月発売)と「EOS 40D」(2007年8月発売)にEOS Kiss Digitalシリーズの2モデルを合わせた、合計6モデルの強力なラインアップになります。キヤノンは、これからも幅広いユーザーからのニーズにきめ細かく対応した製品を提供することにより、デジタルフォト文化の発展に貢献していきたいと考えています。