株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:髙嶋達佳、以下電通)は、デジタルコンテンツ配信技術の有力企業である株式会社ヤッパ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:伊藤正裕、以下ヤッパ)との提携により、電子雑誌を携帯電話等で有料販売する電子雑誌の専門販売事業「MAGASTORE(マガストア)」を今夏より開始します。 その第一弾として、Apple社のiPhoneアプリでのサービスを開始し、その後順次携帯キャリア各社でもサービスを提供してまいります。 新サービス開発の背景と特徴は以下の通りです。
1.新サービス開始の背景と狙い
現在、国内における「書籍」「コミック」の電子配信市場は年間約730億円の市場(注1)に成長していますが、「雑誌」においては「書籍」「コミック」に比べてその閲覧方法が容易でないこともあり、まだ電子配信市場は確立しておりません。しかし、iPhoneをはじめとした大画面・高解像度・タッチパネル対応端末の急速な普及に伴い、一部雑誌においても電子配信サービスが立ち上がり始めています。そこで電通は、携帯電話向けの高度なデジタルコンテンツ配信技術を持つヤッパと提携して、電子雑誌閲覧に相応しいビューアーを開発し、電子雑誌コンテンツ販売のためのプラットフォーム開発を進めてまいりました。同時に、出版社各社には本ビジネスにご参加いただくべく交渉を続けてきましたが、現在20以上の出版社から約30誌の雑誌の販売が決定しており、年内には30 社、50誌以上に拡大する見込みです。また、今後はiPhoneアプリだけでなく、携帯キャリアの公式サイトや、パソコン、ゲーム端末等への展開も行ってまいります。さらに、当面販売する電子雑誌コンテンツは広告抜きのものとなりますが、将来的には販売する電子雑誌コンテンツに対して広告配信も行っていく予定です。
2.MAGASTORE(マガストア)の特徴
<利用者向け>
「MAGASTORE」アプリをダウンロードするだけで、電波が届いているところであればいつでもどこでも「MAGASTORE」から雑誌を購入でき、ダウンロードした雑誌はいつでも読むことができます。購入した雑誌は、指先ひとつでページをめくることができたりタッチして拡大することができるので、直感的な操作で簡単に読むことができます。購入した雑誌は、アプリ内の「MyShelf」に何冊でも(注2)保存しておくことができます。最新の雑誌コンテンツだけでなく、過去の雑誌コンテンツ(バックナンバー)も購入することができます。
<出版社向け>
出版社が電子雑誌販売をするために必要となる、「ビューアー開発」「データ変換」「データ配信」「決済」「収益管理」など電子雑誌販売に関連するあらゆる機能をトータルで提供いたします。デジタルコンテンツの権利情報を管理するための「許諾コード方式」(注3)に基づいたコンテンツID管理を行うことで、コンテンツ権利管理の煩雑な作業を軽減させデジタルコンテンツの流通を活性化させます。
<広告主向け>
雑誌コンテンツの特性と、モバイル広告のテクノロジーを活用した新しい広告ソリューションを提供することができます。
3.事業計画の概要
サービス名称:MAGASTORE(マガストア)
事業主体:株式会社電通(全体運営、サービス企画、販売、広告開発)
業務提携先:株式会社ヤッパ(サービス企画、ビューアー開発、アプリケーション、システム開発)
事業開始期日:平成21年夏
参加出版社:(株)朝日新聞出版、(株)アシェット婦人画報社、(株)ALBA、(株)枻出版社、(株)幻冬舎、(株)講談社、(株)ゴルフダイジェスト社、コンデナスト・ジャパン、(株)三栄書房、(株)小学館、(株)主婦と生活社、(株)主婦の友社、(株)新潮社、(株)世界文化社、(株)ソニー・マガジンズ、(株)ダイヤモンド社、(株)東洋経済新報社、トランスワールドジャパン(株)、(株)ネコ・パブリッシング、(株)阪急コミュニケーションズ、(株)扶桑社、(株)プレジデント社、(株)料理通信社(平成21年7月8日時点)(50音順)
閲覧可能雑誌は、事業開始時までにHPに掲出予定。
利用可能端末:iPhone、以後スマートフォンや各携帯キャリアへの展開を予定
利用料金:MAGASTOREアプリは115円(無料版も配布)雑誌コンテンツは115円から600円程度(販売価格は雑誌により異なる)
4.(株)ヤッパ概要
【会社名】株式会社ヤッパ(英文表記:YAPPA Corporation)
【代表者】代表取締役社長 伊藤 正裕
【資本金】13億2963万円
【所在地】本社:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2−1−5
本サービスの基盤となる技術はヤッパが2004年に特許化した世界有数の配信技術です。独自数式を使用し、高解像度画像を高速に変換、配信可能にする技術は、携帯電話のように限られた環境にも最適なソリューションです。産經新聞、女性雑誌、コミック等のコンテンツ提供者と提携し、数々の注目アプリを生み出した実績があります。携帯電話向けソリューションの他、読売新聞をはじめとする、数多くの企業にPC向けの電子書籍印刷物技術も提供しています。